コカトレーディング代表紹介
松本 三代子(まつもと みよこ)
大阪育ち。
子どものころ、貿易商社に勤める兄から、色彩あざやかな布のサンプルセットや日本では入手できない外国製品を貰い、外国への関心が芽生える。 中学生の時から海外の情報収集など、海外進出の準備を始め、高校卒業後、単身横浜へ。専門学校で英語専攻後、外資系流通企業の横浜支社へ入社。 2年後、ドイツ支社へ転勤、13年間駐在する。
滞在中、ビジネスの世界において、自らの経験を活かして、異なる文化・習慣の間の橋渡し的役割を担うことで日本、特に関西の活性化に役立ちたいと強く願うようになる。 帰国後、貿易商社へ入社。さらに10年間の貿易実務経験を重ねた後、円満退社。
2002年、コカトレーディングを立ち上げる。現在は、貿易のコンサルティングから実務代行、翻訳までを幅広くカバーしたサービスを提供している。
モットーは 「一期一会」
大阪商工会議所会員
コカトレーディングの成り立ち
貿易業務は、日頃の書類作りや通信が重要
商社に勤めながらよく考えていました。 “もし、この業務だけを会社から切り離し独立させてみてはどうかな?” と。 小さな商社だったことと、女性なので貿易業務に関して全てをこなさなければなりません。 そこで、ビジネスの戦略戦術決断も重要なポイントでありますが、 その窓口になる日頃の書類作りや通信がいかに大切であるかを痛感していました。
そんな折、知り合いからある会社の貿易業務のお手伝いを頼まれました。 5時30分就職後、7時からその会社へ出向むき、10時、時には11時までお手伝いをしました。 勤めていた会社はある製造ラインの一部をパーツとして輸出していた。 取引先である製造ラインのメーカーとは、ある意味では共同開発の状態にありました。 間違いの無い商品を出荷しても機械にも相性があり、不具合が起こることがよくありました。
その場合、私がお手伝いを始める前までは、仕様変更など細かな通信は翻訳事務所が、 貿易業務は貿易代行業者へ請負いに出していました。翻訳会社の仕事は完璧なのですが、 文字上だけであって実情とはズレが生じることがあります。 貿易代行業者は、流通取引上の業務を行うだけあり、 商品の細かな仕様変更や打ち合わせなどは業務外の仕事になります。
コンサルタントと実務を兼ねる貿易業務代行として
会社には貿易に精通したスタッフがいませんでした。 仕様の件は翻訳事務所で対処できても、この会社のケースでは、貿易業務が分かる人材が必要でした。 語学よりも何よりも、流通を迅速に対処しなくてはならないからです。 銀行との絡みも貿易に関して少なくとも最低限の知識が要ります。 語学が出来るだけでは対処できません。 完成品を輸出入するだけの貿易業務と、 共同開発をしながら輸出入する会社の業務とは事情が違います。
後者は、より密着した、詳細な通信と相互理解が必要になります。 貿易のコンサルタントと実務とが一貫するサービスがあれば お役に立てると思いました。そして、コンサルタントと実務を兼ねる 貿易業務代行として平成14年(2002年)に独立しました。
業務をアウトソーシングで請け負わせた貿易取引
会社の業務内容は扱う商品によって様々です。 また、貿易の経験がある会社、初めて取引する会社によっても 私たち業務代行へのニーズは違ってきます。 貿易業務の流れを一作業づつ分割しサービスを提供すれば、 お客様は必要なサービスだけを、必要なときに利用できるのではないでしょうか? お客様が主体となり、業務をアウトソーシングで請負わせ貿易取引が出来れば、 お客様に有利になると考えました。